2023年3月3日、福岡市中央区黒門に「ギャラリーふくおか」を開廊しました。

 

　福岡県をはじめとする九州一円には、素晴らしい伝統工芸品が数多くございます。

（福岡県は、経済産業大臣指定伝統的工芸品7品目、福岡県知事指定特産工芸品・民芸品35品目）

 

　小石原焼の福島善三氏の作品と出会い、伝統工芸品の実用性と芸術性の融合に感動しました。それからというもの、小石原焼を中心とした福岡県の器を少しづつ集め、使い始めました。

 

　また、長唄三味線や民謡三味線、福岡市無形民族文化財「博多仁和加」の公演に携わるなかで、博多織や久留米絣の使いやすさ、着心地、そしてデザイン性に惚れ込み、愛用するようになりました。

 

　日常で使う器や室内を飾り付ける器、普段着用する着物や帯に、丁寧に作られた美しい伝統工芸品を少しづつ取り入れることで、日常生活が華やかに豊かになっていく小さな喜びを感じるようになりました。

 

　伝統工芸品の実用性と芸術性を、実際に手に取って見て感じていただける場を作りたく、ギャラリーふくおかをオープンする運びとなりました。福岡県の伝統工芸品や作家の作品を中心に、九州一円の作品を取り扱います。日々を彩る伝統工芸を身近なものに感じていただければと思っております。

 

　この度開廊記念「小石原焼三人展」として、福島善三（人間国宝）、太田富隆（日本工芸会正会員）、熊谷智久（日本工芸会正会員）、3名の作品をご紹介いたします。